眉村卓単行本一覧<長編の部>
★印は個人的におすすめな作品。
*タイトル・出版社名(単=単行本、新=新書版、無印=文庫)・西暦出版年
*再版の場合は区切られている順
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長編
- 燃える傾斜 東都/早川/角川 63/72/77
- * 「文明考」の発展したもの。やっと「積ん読」状態を脱して読めました。なんか(^ ^;)さむいっす。どこにいても眉村キャラクターは女に不自由してないという見本。そういうことでなく。
- ★幻影の構成 早川新/早川/角川 66/73/77
- * 主人公、イシター・ロウかと思った。やはり女には自制心を持って接している(=いくじなし)(^ ^;)幻影に支配される、というのはありそうだ。初期の作品はラストがきっちり終わっているんだけど。
- EXPO’87 早川新/早川/角川 68/73/78
- * 産業将校もの。東海道メガロポリス安城で万博(ローカル…苦笑)。暗躍する企業と謎の産業将校と呼ばれる人々。でもなあ…名前が昇助って(^^; お若いのに。業界では高い評価だが、今読むとねえ。そういえば愛知万博どうなるの?
- わがセクソイド 立風ネオSF/角川 69/74
- * 娼婦アンドロイドにはまった男の破滅への道。「ぬばたまの…」の自筆年表によると「逃げ切れない」の長編化とのこと。どこかで読んだ気がするのだが思い出せない。どの短編集にも見つからない。ご存じの方、教えてください。
【追記】
元になった短編は「ヤングエース」1968年5月創刊号掲載 「逃げられない」
だそうです。私はこれを持っていないので確認できませんが、ありがとうございました。
【追記2】
さらに元の短編が「小説現代」1965年5月号掲載「暗い渦」(ハヤカワ文庫「影の影」あとがきより)。
暗い渦→逃げられない→わがセクソイド
となります。再びありがとうございました。
(情報提供:Shuichi Moritsugu氏)
- かれらの中の海 早川日本SFノヴェルス/講談社 73/75
- * 公害問題と銀河連邦。「飢餓列島」と似た雰囲気の終わりかた?人間はどこまで自然を破壊するのか。異星人の助けを借りないとだめなんだろうか?
- ねじれた町 すばる書房/秋元/角川 74/76/81
- * 未読
- 飢餓列島 角川単/角川 74/78
- * 福島正実と共著。どこまでが福島でどこからが眉村かを推理するのも一興。恋に落ちるのは福島担当だな。お茶だけの夫婦は眉村だ。え、そういう終わり方?パニック物には落ちが付いて欲しい。
- 地獄の才能 秋元/角川 75/80
- * 未読
- 還らざる城 旺文社ノベルス/旺文社 75/83
- * 青年と少年がひょんなことから未来少女とタイムスリップで戦国時代へ。そこでは武士の争いに翻弄される村が…。戦国の世の中で生き抜こうとする稲村青年の変貌が見所ですが。ううむ子供にこういうことを言ってもいいのか?サラリーマンの哀しさとかを旺文社で(^ ^;) ラストは尻切れトンボっぽい…いつものことです。
- ぬばたまの… 講談社単/講談社 78/80
- * 自伝シリーズ。遊園地のおばけ屋敷に入った作家「前浦はいつの間にかもう一つの世界へ入ってしまった!以前の会社の上司と組んで何とかやって行こうとする彼だったが…。おばけ屋敷で異次元へ行くなよ、おい。ラストがいまいちかなあ。中断したものを書き足したらしい。
- 白い不等式 秋元/角川 78/81
- * 未読
- ★消滅の光輪 早川単/早川 79/81
- * 文庫版は3分冊。司政官シリーズ初の長編。鏡花文学賞受賞。新任司政官のマセは太陽の新星化によって消える惑星から人々を脱出させる任務を命じられたが…。泣ける一品です。司政官版「人間の証明」ともいえるでしょう。ラストもきっちり決まっていて、お勧め。アシモフ「宇宙気流」を読んでからにすると尚グッド。
- 滅びざるもの 徳間単/徳間 79/81
- * 未来、企業とその関連が国家に対抗する組織を作り上げた。それが「ユニット」。各ユニットの興亡を語る、年代記。展開がやけに早いと思ったら、連作短編風。ディープなファンには一人つっこみが少ないのが物足りないかも。
- つくられた明日 秋元/角川 80/81
- * ジュニアもの。占いの本と異次元。
- ★とらえられたスクールバス 角川 81〜83
- * 86以降「時空の旅人」と改題。ある日のスクールバスがハイジャックされた!しかも時代をさかのぼり戦国時代に行きたいという未来人の少年によって。巻き込まれた人々は途中の時代でメンバーを増やしつつ、時間航行局員に追いかけられたり…。本能寺の変を起こすことは出来るのか?歴史改変テーマ。関西にはいると眉村の筆は伸びます。(参考:「員数外要員」in「六枚の切符」) ジュニアもののなかでは一番おすすめ。アニメはみてませんが。
- 傾いた地平線 角川単/角川 81/87
- * 自伝的異次元もの。主人公は戻ってこないの?
- 夕焼けの回転木馬 角川 86
- * 自伝シリーズ。いきなりエッセイかと思ったら、二人の次元移動者の人生が交互に語られる。国民学校時代の級長の話は実話なのだろうか?「消滅の光輪」のあのエピソードをほうふつとさせる。ラストは眉村氏の長編の割には(^ ^;)まとまってる方でしょうか?(失礼ながらどうも納得行かない長編が多くて…途中は味わいがあるのですが)
- 迷宮物語 角川 86
- * ファンタジックな不条理世界。工事用ロボットがSQ1入ってます。 中島梓の解説が眉村氏の遅筆ぶりを暴露しています。
- ★それぞれの遭遇 勁文社コスモティーンズ 88
- *地球人の少年・茂と宇宙浮遊都市のはぐれ者・エズラが転移装置で入れ替わってしまった。閉鎖環境で生きることを学ぶ茂。日本を征服(!)しようとするエズラ。それぞれの環境でそれぞれの事件が交互に語られる。結構おもしろく読めるのですが、枚数不足からか消化不良気味。茂にラブストーリーでも絡めるとか、あってもいいんじゃないの?表紙がかなり現代的なイラストです。
- ★不定期エスパー1〜8 徳間ノベルス/徳間 88〜92
- * 不定期にエスパーになる男、イシター・ロウの冒険と成長物語。って、そのまんまやん。定期券を持ってないエスパー、ではない。ちなみに私は不定期オタク。SFファンと推理ファンを行ったり来たり。今はSF期ですが、ある日突然このページが推理物のページになっているかもしれません。自分でコントロールできないもんで(^ ^;) で、最後がなんとなく「ええ−?」なのは眉村の長編では仕方がないんですよ。あきらめなさい。でもロウがなんとなくかわいいから許す。意味もなくモテるキャラクターである。
- ★引き潮のとき1〜5 早川単 88〜95
- * 司政官シリーズの集大成。これで私はハマりました。はじめに予想していた終わり方がどれもはずれてちょっと納得いかないんですが、とにかくキタがいい男なので許す(…こればっかり) 。眉村ワールドでは珍しい遊び人。ダンス、教えて欲しい。(これを読んだ後、「Shall we ダンス?」をレンタルしてしまいました)なぜかもてるのに女に手を出さないのが司政官の掟。で、反応卵って「たまごっち」?
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