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    木曜スペシャル

SF大会:乱歩展

「他サイトもすなる日記といふものを4日だけしてみんとて、するなり」
普段、日記というものを公開していないのですが、今年はあまりに濃い夏でしたのでレポートなぞ。
一応眉村がらみのネタもあるのでこのコーナーに置きました。

2004/08/19:東京1日目 乱歩展
漆喰も改装された幻影の蔵。 江戸川乱歩と大衆の20世紀展
今年は立教大学130周年ということで、大学に寄贈された乱歩の蔵が公開されていました。
というわけで上京すると、池袋ウエストゲートパークは乱歩の街でした。
うわー。信じられん。町中に「乱歩」と書いた旗がずらっと。

東武デパート
乱歩の蔵に実際入ったことがある浅草紅堂氏に案内していただく。

「みんな『貼雑年譜』持ってるよ〜。持ってない方がマイノリティだよ〜」
「みんなってどの範囲ですか!」

本物の貼雑年譜の展示もあり。蔵の中の書架と函が展示されていた。自作らしい。
どちらかというと「20世紀」との絡みに力点が置かれているようで、乱歩だけを想像して行くと違う感じかもしれない。貸本屋の再現模型には全部本物の本を置いて欲しかった。
ほか、歴代明智役者のスチール、当時の服装再現など。

例の蔵と書斎
ある程度覚悟していたが、ほんの入り口だけ。のぞくとすぐにガラス張りで入れないのだなー。二階も見たい。紅堂氏の実況検分を聞いてうらやましがる。ミステリー文学資料館も近くなので立ち寄る。ずいぶん前にここのカード作ったんだけど、まだ有効なのかな。

山前譲氏・新保博久氏トークショー(三省堂書店本店)
なぜか開始時間が20:30と遅いと思ったら。
あのー、特設会場って……閉店後の入り口に椅子並べただけですかい(^_^;)
内容は門外不出、ということなので省きますが、時々ぽつりと挟まれる新保氏の絶妙なコメントが楽しかった。一つだけ引用させていただくと

「――乱歩、それ自体がフィクション。」

その場で買った本に両氏のサインをいただき、やっと光文社文庫版乱歩全集を買う踏ん切りがつく。

遅い夕食後、浅草紅堂氏を置き去りにして宿へ。
いかレスラーストラップとか最新映画チラシとか観光案内とか食玩フィギュアとか近所の書店のフリー同人誌とかもうありとあらゆるものをいただき、ありがとうございました。眉村資料もいただいたので、整理して近日公開します(お、これでカテゴリの趣旨に戻った)。

2004/08/20:東京2日目 乱歩展帰宅
炒飯弁当。 宿でチェックアウトぎりぎりまで寝る。FMNHKを聞いていると、子ども相談室をやっていた。夏休みだ。いきなり1人目がこんな質問。
「金魚はまばたきをしますか」

……シュールすぎる。

疲れ果てていたので予定を全て取りやめ帰路へ。のぞみは早い。

2004/08/21:SF大会1日目
よれよれのキングギドラ。 第43回日本SF大会G-con
地元で行われるということで、初めて参加してみることにしました。人混みが苦手なので同人誌即売会などのイベントにはほとんど出たことがないのですが、適当な人口密度でよかった。みなさんとても紳士的だし。
交換用シールも作っているうちにハマり、4種類も作ってしまった。余った分、どうすれば……。シールは交流のきっかけになって楽しかったです。

初心者の部屋・開会式
受付後、とりあえずここへ。SF大会の初心者、の意味なのね。意外と人がいた。他に企画をやってなかったせいかもしれないけど。ゲストに対するマナーなどを聞く。まだ雰囲気がつかめない。
素人なので生の作家がいるだけで感動。星雲賞の副賞の岐阜提灯(2個)がみんな迷惑そう。テッド・チャンの家にアレがあるところを想像すると笑える。

企画をザッピング
ついにいろいろ(勝手に)お世話になっている日下三蔵氏に接近遭遇!
当サイト開設のきっかけになった「虹の裏側」巻末リストの話などをしてお礼を申し上げ、肩の荷が下りました。まさかSF大会でお会いしようとは。

……といいつつ企画を途中で(伝説のダイコンフィルムを初めて見た)抜けてごめんなさい。様子がつかめなかったので、うろついてました。テルミンコンサートや辻真先氏やハマコンなど。後に慣れてきたらどこか一カ所を落ち着いて見た方がいい、とわかったけど。

折り紙キングギドラ
超難しい。紙を切ったりつないだりせず1枚の紙で3つ首のができる……はず。お隣の人や前の席の人の協力の下、よれよれのができあがる。完成した人は「完成シール」がもらえる。栄誉だ。無心に折っていたら、あっというまに2時間タイムトリップ。脳のふだん使わない部分を使ったような疲労感。

文学とコスプレカルチャーのあいだ2
目のやり場に困る(^_^;)草薙素子コスプレの方(専門誌の人らしいが、その筋に詳しくないのでお名前は忘れました)と小谷真理氏と牧野修氏ほかがコスプレ道について語ってました。やったことないけど、手作りは好きなので衣装を考えて作るのは楽しそう。ネコミミ作ったりとか。「洋服自体が日本人にはコスプレ」。会場のコスプレの人にも賞が贈られてました。

2004/08/22:SF大会2日目
シール元画像。これに「SFだもの。」という文字が入っていた。クイズ!SFヘキサゴン
意外とまっとうに正解する北野勇作氏。大森望氏の司会トーク。真面目すぎておもしろいことになっている小川一水氏。などなど笑いながら見ていたら、優勝は久美沙織女王様でした。
で、開始前にシールによる優勝者予想投票があって適当に(すみません)貼ってたら的中し、さらに観客への賞(投票シールの中から選ばれる)が当ってしまった! 久美氏直筆賞状をいただき、写真が時刊新聞にも載ってしまった。猫の写真入りシールがお気に召したようで。うひょー。初参加でこんなことになろうとは。冷や汗。

しかし、一番申し訳ないのは「私はヘキサゴン自体を一度も見たことがない」ということだったりして。ルールを途中までわかっていませんでした。来週は綾辻行人が出るらしいから見ようかなと思っていたのですが。

休憩
そんなこんなで魂を抜かれてしまったので次のコマは休憩する。ディーラーズルームで買った「ぼのぼのスタトレ」を読んで和んだり、怪獣折り紙(昨日とは違うもの)の教本を買ったり一般人になりすまして隣のホテルでケーキを食べたりする。

話によると海洋SFのコーナーに小松左京氏がいて鋭い質問をしていたという。見たかった〜。

SFへの道
小松左京の話が生で聞けるんだったらもう何でもいい!
戦争と文学、というような大まかなテーマでいろいろな話を聞く。よくそんな細かいことまでご記憶ですね……。聞いているうちに「あの小松作品の元ネタがアレ」とか思い浮かんで楽しかった。「地には平和」「くだんのはは」「復活の日」「継ぐのは誰か」「日本アパッチ族」「日本沈没」などなど。

エンディング
小川一水さん、暗黒星雲賞とダブル受賞おめでとうございます(星雲賞受賞時の観客を逆に撮影するというパフォーマンスに対して)。
ホール入場直後に最後のシールを交換した方のをよく見たら森下一仁氏のでした。うわー、お顔を存じ上げなかったので長く話せなくて残念。

いやー、楽しかった。異次元のお祭りですね。また機会があったら参加したいです。
二日間にわたり下手な運転におつきあいくださった司書の駄弁者氏とNAL氏に感謝いたします。

さて、日常に戻るか……。仕事ですよ明日から。
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