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<title>ワンダー読書館</title>
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<description>最近読んだ本の感想を書きとめています。</description>
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<title>再移転しました</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2009/10/25.html</link>
<description><![CDATA[<p >メインのアドレスは変わっていませんが、告知したとおりロリポブログの変更に伴い、MTへ移しました。サブドメインも表示されるようになったようですので、このアドレスを決定とします。</p>
<br />
<p ><a href="http://bookmark.wonder-tea.com/"><a href="http://bookmark.wonder-tea.com/" onClick="window.open(this.href); return false;" >http://bookmark.wonder-tea.com/</a></a></p>
<br />
<p >個別記事のアドレスは変わってしまいましたので、お手数ですが改めて検索などからご覧ください。たまたまパソコンも壊れて乗り換えていたので、いろいろなことが心機一転という感じです。</p>
<br />
<p >twitterにもいます。本の感想を細切れに書いたりしています。</p>
<p ><a href="http://twitter.com/kichine"><a href="http://twitter.com/kichine" onClick="window.open(this.href); return false;" >http://twitter.com/kichine</a></a></p>]]></description>
<dc:subject>雑・このサイトについて</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2008/01/31.html">
<title>しばしのお休み</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2008/01/31.html</link>
<description><![CDATA[<p>◆毎年、前年に読んだ本のベスト本を１月に発表してきました。が、去年は更新ペースががた落ちだったので、書いたエントリ全てがお気に入り本だと思ってください。間をおいてしまうと、ブログってものはかなりモチベーションが高まらないと書けません。沈黙を破るほどおもしろかった本ということで。</p>

<p>はてなの非公開ダイアリーでつけていた記録によると、2007年の読了本は110冊。まあまあか。非公開で書いている理由は、ネタバレに配慮しなくていい記録が書きたかったのと、文章を練る時間がもったいないから。（一応ここでは文章を練っているつもり……）</p>

<p>最近ネットですごす時間がもったいなく感じるようになりました。まだまだ読みたい本や、手を動かしてリアルでやりたいことがあるなと。でも、やっぱり何かつぶやきたいときもある。というわけで中途半端なコメントを時々twitterに書いていたりしますので、興味のある方はのぞいてみてください。→http://twitter.com/kichine</p>

<p><br />
「司政官全短編」も創元SF文庫から発売されたこともあり、司政官シリーズのことが書きたくて始めたメインサイトも役割が終了したのかなとも思います。レンタルサーバの契約更新もやめようかと思ったのですが、自分がちょっとしたことを調べるのに便利なので、データベースとしてとっておきます。ドメインもせっかくとったことだし。</p>

<p>それではしばし休眠……。</p>]]></description>
<dc:subject>雑・このサイトについて</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2008-01-31T12:55:48+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/11/11.html">
<title>ありふれた死因／芦川澄子（東京創元社）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/11/11.html</link>
<description><![CDATA[<p>◆昭和34年から39年までの間、関西で活動した女性作家のミステリ作品を集大成。</p>

<p>「表題作」……ありふれた死因というか、動機ですな。でもそれをはっきり描かないで終わるところが粋。</p>

<p>「廃墟の死体」（問題編・解決編）……クイズとして朗読されたもの。支部を持つ探偵事務所にかかってきた電話から始まる探偵小説……と思いきや、問題編でいきなりどんでん返しが舞台にあろうとは驚きだ。いや、謎解きゲームに持って行くための設定なんだけど、ここまでやるとは。ある意味イマドキ風。</p>

<p>「愛と死を見つめて」……「第２回宝石・週刊朝日共催コンテスト」入選作。<br />
女友達の恋人と同じ東京本社に転勤することになった私。ところが大阪で待つ彼女が自殺したと知らされて……<br />
男性は最後を読み違えている人が多いらしいのもわかるような。帯にある乱歩の推薦文、２段オチの２段目を読んでないのでは？　作者によるネタバレ解説も載ってます。</p>

<p><br />
どれも文章がよくて、昔の推理小説にありがちな「トリックはすごいが読みづらい」というところがない。女性の心理の微妙なところをついていながらくどくどと書かないのも洒落てます。これ傑作選じゃなくて全集だというのが信じられない。すごく自分好みの短編ばかりでした。</p>

<p><br />
創元のメルマガを購読しているのですが、10月に来たサイン本のお知らせにこの芦川澄子の作品集がありました。<br />
……芦川澄子って、誰？</p>

<blockquote>◆『ありふれた死因』・内容紹介◆
ねえやの日記を盗み読む愉しみを覚えてしまった少女が目にしたのは……
(「マリ子の秘密」)。その他、宝石・週刊朝日共催コンテスト入選作等、
芦川澄子の推理小説全編を収録。</blockquote>

<p>ってか、「宝石」に絡んでいた人で今もサインもらえるの？　好みの作風の予感。<br />
と検索してみたら、不勉強で知らなかったのですが、鮎川哲也の元妻であった人のようです。そして収録作の一つに「道づれ」という作品があって……</p>

<p>あああ！これすごく好きな短編だよ！ずっと読み返したかったのに生島治郎の「香肉」と勘違いしてて「あれー缶詰の話が出てこない？」と思ってたアレだ！　とわくわくして発売を待っていた本でした。（サイン本だと届くのが遅くなりそうだったので頼みませんでした）</p>

<p>小説の他エッセイや天城一の序文もあり、戸川安宣氏の解題もありと豪華。初めは同人誌として発行される予定だったとのことですが、私にも手に入ったんだから創元から刊行されてよかった。本当に感謝。</p>]]></description>
<dc:subject>国内あ行あ・い</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-11-11T12:51:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/10/03.html">
<title>ジョン・ディクスン・カーを読んだ男／ウィリアム・ブリテン（論創社）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/10/03.html</link>
<description><![CDATA[<p>ミステリ作家にかぶれた人がでてくる短編を一度にまとめた作品集がついに出ました！<br />
表題作がバカミスとして有名なのでそのつもりで読んだら……なかなかどうして。小粋ないい話が多くてうれしい驚きでした。</p>

<p>◆カーの密室物を読んだ男は金持ちの叔父を殺そうと考えた。彼の究極のトリックとは……ほか「エラリイ・クイーンを読んだ男」「レックス・スタウトを読んだ女」「コナン・ドイルを読んだ男」「G・K・チェスタートンを読んだ男」「アガサ・クリスティーを読んだ少年」「ダシール・ハメットを読んだ男」「ジョルジュ・シムノンを読んだ男」「ジョン・クリーシーを読んだ少女」「アイザック・アシモフを読んだ男たち」「読まなかった男」「ザレツキーの鎖」「うそつき」「プラット街イレギュラーズ」</p>

<p>「～を読んだ」にあてはまる作家で作風がわかるほど読んだことがあるのはドイルとクリスティぐらいかなあ。これ読んでいる時ほど海外古典の素養がないのを悔やんだことはなかった。もっと知識があればおもしろみが味わえるはずなのに。</p>

<p>ベルギーの天才少年が出てくる「アガサ・クリスティーを読んだ少年」は村の生活描写も含めて「おお、クリスティっぽい」なんて思えるので、他の作家もそれぐらいうまく取り込んでいるんだと思います。どれも短い中に雰囲気もストーリーもうまく納めているのが信じられない。</p>

<p>「読んだ」シリーズ以外の作品も収録されていますが、どれも独特の読後感。登場人物に対するそこはかとないやさしさを感じてしまう。<br />
ライバルの魔術師と刑事が知恵比べをする「ザレツキーの鎖」はルパンと銭形警部みたいで笑った。でもいい話だと思う。</p>

<p>ここには入っていないけれど、解説にある「ストラング先生」シリーズもぜひ読みたいです。教師だった体験が生かされているのかしらん。</p>

<p><br />
【参考】別サイトにも前に書きました↓<br />
短編小説たまてばこ：ディクスン・カーを読んだ男たち ／ 折原一<br />
http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/01/13.html</p>]]></description>
<dc:subject>海外ハ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-10-03T12:50:06+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/30.html">
<title>昏き目の暗殺者／マーガレット・アトウッド（早川書房）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/30.html</link>
<description><![CDATA[「侍女の物語」以来不思議と気になる作家なので、ブッカー賞・ハメット賞受賞作を読んでみた。ちょっとカズオ・イシグロみたいな感じ。<br /><br />◆若くして死んだ妹の書いた小説は今もカリスマ的な人気がある。老女となった姉は人生を語りはじめ……<br /><br />姉の語りと挿入される新聞記事の断片と妹の作品「昏き目の暗殺者」が交互に出てきて、最後にタペストリーのように系図ができあがるタイプの話。こういうの、メモをとりながら読むのが楽しい。<br /><br />アトウッドは女性のこまごました生活に実感があって、分厚いのについつい続きが気になってページをめくってしまう。没落貴族のお嬢さんが新興成金に嫁入り、なんてベタな展開でも衣装の話が細かくて目に見えるようで楽しんだ。<br /><br />隠されているのは読者には意外な結末でもなくて、登場人物のレベルで真相を「いつどうやって告げるのか」に興味が引きつけられる。そして悲劇が――解放になる。はやりの泣ける小説と違った意味で、心に残った。<br /><br /><br />急に国内物を読む気力がなくなってしまい、ここには書いていない本も含めて今は翻訳物ばかり読んでいる。マレルの作品集も死体の出てくるタイミングの予想がつくようになってしまった(^_^;)<br /><br />前は翻訳の「物語との間に薄い膜で隔りがある感じ」が嫌だったんだけど、今はそれが心地よい。異国の知らない人の話が読みたい気分だ。<br />本を買ってはあるので、また国産に戻ることもあると思う。]]></description>
<dc:subject>海外ア行ア</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-07-30T21:51:38+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/14.html">
<title>廃墟ホテル／デイヴィッド・マレル（ランダムハウス講談社文庫）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/14.html</link>
<description><![CDATA[全ての人物がうさんくさい、イっちゃってる人たちの冒険物語。次が気になってノンストップで読み終えてしまった。2006年このミス海外編18位。<br /><br />◆大学教授と元教え子たちによる立ち入り禁止の建物を探検するグループ。今回は新聞記者が同行することになり……。<br /><br />探検するのはマニアックな富豪が建てたマヤピラミッド風のホテル。主人公の記者が登場するところからすでに何か訳ありっぽいけど、怪しげなホテルや奇形の動物なんかの小道具に目くらましされてとりあえず忘れる。<br /><br />最後は謎解きも一応あったのだが、わりと普通な動機に驚いた。こんな変な人たちばっかりでそんな理由かよ！ラストも感動するところ……なのか？いやいややっぱり妄執の人たちばかりでした。<br /><br />マレルの作風は癖になりそうだ。どんどん死体が出てくる。おかまいなし、って感じで怖い（作者の狂気が）。というわけで次は「苦悩のオレンジ狂気のブルー」を読んでみたい。]]></description>
<dc:subject>海外マ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-07-14T20:28:34+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/06.html">
<title>真夜中に捨てられる靴／デイヴィッド・マレル（ランダムハウス講談社文庫）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/07/06.html</link>
<description><![CDATA[ホラー？短編集。各話に成立のいきさつを書いた前書もあり、一人異形コレクション状態。どれもバラエティに富んだ嫌な怖さが味わえます。登場人物が抱く「ゆがんだ愛」が恐ろしい。<br /><br />◆毎日同じ場所に捨てられる違う種類の靴。気になった警察官は謎を追究し始め……<br /><br />作者は「ランボー」の原作で知られる人らしい。表題作は最後に収録。<br />別アンソロジーで読んだことがあったんだけど（「聖金曜日」に「リオ・グランデ・ゴシック」として収録）、コミカルな前半しか覚えておらずオチをすっかり忘れていて、げ、こんな話だったのか、と改めて自分の記憶力にもぞっとする。<br /><br />「ゴーストライター」：老年になった往年の名脚本家は若者を身代わりにして新作を売り込もうとするが……<br />若くないと買ってもらえないというのが日本と逆のイメージ。日本ものだと「名前だけは有名だが才能が尽きた老作家が若者のアイデアを盗み……」って話になるような気がする。<br /><br />同じ作者の味わいがもっと楽しみたくなって「廃墟ホテル」も買ってみました。何かにとりつかれた人が怖くもあり、いとおしくもあり。]]></description>
<dc:subject>海外マ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-07-06T23:00:35+09:00</dc:date>
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<title>タイタニック号の殺人／マックス・アラン・コリンズ（扶桑社文庫）</title>
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<description><![CDATA[タイタニックといえば、ミステリファンにとってはフットレルですよ！映画とかじゃなくてね。<br />「思考機械ヴァン・ドゥーゼン教授」の作者で未発表原稿とともに海に沈んだことで有名。<br /><br />◆歴史小説を書く「私」の元にタイタニックで起こった殺人事件を示唆する電話がかかってきた。ヒントを得た私はフットレルの娘に会いに行くが……<br /><br />殺人事件の部分はその作中話という設定。ヨーロッパからアメリカに帰ろうとするフットレル夫妻がタイタニックで1等船室に招かれ、船会社社長や船長らと交流したり、謎の男と出会ったりします。<br /><br />いやあ、イロモノだと思ってたら登場人物は実在で、歴史をずらしていない小説だったのでびっくり。帯はこんな感じ。<br /><br /><blockquote>タイタニック船上で謎の密室殺人が発生。<br />探偵役はフットレル！</blockquote><br /><br />「どうせミステリマニアを釣るためでフットレルちょっとしか出てこないんでしょ？」と疑ってごめんなさい。ちゃんと主役張ってました。フットレルが当時こんなに有名だとは知らなかった。一等船客のあいだでもアメリカのドイル呼ばわり（失礼な！）されてるよ。奥さんと仲がいいのがほほえましいのだ。だからこそ、運命が胸に迫る。<br /><br />事件自体は正直２時間ドラマっぽいんですが、歴史を損なわずフィクションをはめ込むことが本格推理もびっくりなトリックなんじゃないかな。論理的に作るのは難しいと思う。ラストにそれぞれの人物のその後が描かれているのに納得。]]></description>
<dc:subject>海外カ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-06-04T21:55:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/01/03.html">
<title>読書記録2006年</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2007/01/03.html</link>
<description><![CDATA[◆あけましておめでとうございます。<br />去年後半は更新できませんでしたが、今年もぽつぽつ読んだ本の感想を続けていきたいと思いますので、よかったら読んでくださいませ。<br /><br />では、2006年に読んでよかった本の発表です。ここに記録のない本もあります。<br /><br />◆ミステリ部門：「名探偵、大集合！」ほかキャラクター総登場アンソロジー／赤川次郎<br />短編ごとに違ったシリーズキャラクターの作品を集めた全３巻。赤川次郎の魅力を再確認しました。どれも女の子がかわいいし、おじさまはたじたじだし、意外とシリアスなテーマも隠れていたりして多彩に楽しめました。<br /><br />◆SF部門：天涯の砦／小川一水（早川書房）<br />宇宙ステーションの事故で危機に陥った人々を描く。一気に読んでしまった。ちょっとくさい青春っぽさも含めて、何が何でも宇宙に行くんだ！！ってところが作者の持ち味ですな。次の作品も楽しみ。<br /><br />◆ノンフィクション部門：殿様の通信簿／磯田道史（朝日新聞社）<br />フィクションよりおもしろく書いてしまう学者。<br />テレビで「武士の家計簿」を解説されていましたが、文章通りのユニークな語り口の先生でした。<br /><br />◆新人賞：蒼井上鷹<br />今年立て続けに本が出た新人ミステリ作家。微妙な面白さがクセになる。動機の貧乏くささが魅力。<br /><br />今年もたくさんおもしろい本に出会えますように。]]></description>
<dc:subject>雑・年間ベスト本</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2007-01-03T22:04:50+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/12/29.html">
<title>ポアロのクリスマス／アガサ・クリスティ（ハヤカワ文庫）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/12/29.html</link>
<description><![CDATA[◆ゴーストン館の老人はクリスマスに息子たちを集めることにした。同居している長男と画家、国会議員とそれぞれの妻たち。長い間外国に行っていた末息子。さらに孫娘、旧友の息子が突然あらわれて……<br /><br />去年も年末にクリスティを読んだので、年間行事にしてしまおう。スペインからやってきた元気な娘さんの描写がクリスティですね。赤川次郎っぽいかも。家族が集まるという点ではクリスマスは欧米ではお盆みたいなものだなあと思った。<br /><br />家族の事情が語られる場面が長いので「ポアロいつでてくるんだ」と思ってしまった。大丈夫、殺人が起これば警察に協力する形でやってきます。そして謎解きが――人の心というものは。<br />納まるところに納まるラストはほっとします。休日にゆったり読むにぴったり。来年はクリスティのどれにしようかな。]]></description>
<dc:subject>海外カ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-12-29T21:29:04+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/12/28.html">
<title>クリスマス・プレゼント／ジェフリー・ディーヴァー（文春文庫）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/12/28.html</link>
<description><![CDATA[◆2007年このミス海外編２位の短編集。表題作はリンカーン・ライムものの書き下ろし。<br /><br />ご無沙汰していましたが、蒼井上鷹の記事で今年を終るのもなんなので（すみません。新刊も買いましたよ）クリスマスに読んだ本の感想を。実は昨年のうちに買ってあったんですが、未読のうちに「このミス」にランクインしてしまった。<br /><br />長編は読んだことがないのですが世間的には「ボーン・コレクター」の人？<br />どれもどんでん返しが鮮やかで、海外作家の短編でこういう味わいの作品はなかなか読めないんじゃないでしょうか。ひっくり返し方が日本の短編ミステリっぽい手触り。<br />16編どれも「あ。」と言いながら読んでしまった。シェイクスピアの出てくる歴史物なんかもあって、器用な作家ですね。シリーズキャラクターものもあるけれど知らなくても楽しめました。今度絶対長編も読もう。<br /><br /><br />「ジョナサンがいない」<br />冒頭の作品。夫のいない人生を思う美しい妻……と、しょっぱなから大どんでんがえし。へえ、こういう趣向の短編集ならおもしろそうだな、とわくわく。<br /><br />「サービス料として」<br />精神科医のハリーの所へ相談にやってくる婦人は夫が自分をおかしくさせようとしていると主張するのだが……<br />精神科医側の事情も描かれているところがアメリカっぽい。ラストに向けて伏線がバタバタたたまれるところに納得。<br /><br />「クリスマス・プレゼント」<br />犯罪学者リンカーン・ライムとサックス刑事の書き下ろし短編。外国のクリスマスの雰囲気を味わっていると……これが真ん中に置いてある意味がわかった気がする。]]></description>
<dc:subject>海外タ行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-12-28T21:15:41+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/09/02.html">
<title>出られない五人／蒼井上鷹（祥伝社ノベルス）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/09/02.html</link>
<description><![CDATA[◆取り壊し予定のビルの中にあるバーで、とある作家を偲ぶオフ会に集まった５人。そこで死体が発見され……。<br /><br />感想を一言で言うなら、うーん、微妙。<br />念のために書いておくと、この記事の「微妙」は”イマドキの若者はハッキリ意見を言わない”云々と年配の方からお叱りを受けるところのニュアンスです。若くないけど。<br />でも、その微妙さに引っ張られて買ってきた日に一気に読んでしまった。もしかして日本一微妙な作家かもしれない。<br /><br />あらましだけだと「石持浅海かよ？」みたいで読む前から既に微妙な気持ちでしたが、<a href="http://bookmark.wonder-tea.com/?eid=311425" target="_blank">以前の記事</a>にも書いたように、デビュー作から気に入った作家だったので店頭で見て即買い。隣にあった石持も買いましたが。<br /><br />死体が出てきてもそれぞれに事情があって（ネットで集まった面々なのでお互いをよく知らない）警察に知らせるわけにはいかない。携帯電話も地下だからつながらない、入り口は管理人が開けてくれるまで開かない、医療関係者がいる、などクローズドサークルものには定番の状況設定。そして死体の身元は、犯人は……の謎に酔っぱらいが適度に絡まり、微妙にサスペンスをもりあげます。<br /><br />各登場人物の回想が短編小説風なので視点がよく入れ替わるため、描きわけはわかりやすくできているんだけど、説得力があるかと言えば微妙。例えばわりと早い段階でSM趣味の人が登場するんだけど、全然それらしくないのですよ。意図するところはわかるんだけど。<br /><br />と、微妙を連発してしまいましたが、石持「<a href="http://bookmark.wonder-tea.com/?eid=287008" target="_blank">セリヌンティウスの舟</a>」よりおもしろかった。何より動機が適度に小市民でセコくて同意できる。持ち味ですね。伏線やどんでん返しもチョコチョコあって、あわただしくまとめちゃってますがオチのつけかたも悪くない。<br /><br />こういう新人作家（ネットで活動していたようなので純粋な新人ではないようですが）を読むとリアルタイムで読めてよかった、と思う。将来作家として巧みになってしまうと消え失せてしまうような微妙さ。デビュー直後の勢いとテクニックのバランスがどう変化していくのか楽しみです。<br /><br />――えーと、楽しめたんですってば。微妙に。<br />]]></description>
<dc:subject>国内あ行あ・い</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-09-02T22:31:55+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/28.html">
<title>黒白の囮／高木彬光（光文社文庫）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/28.html</link>
<description><![CDATA[◆雨の高速道路上の事故で商社の社長が死亡した。続けて彼の親族も死亡する事件が起き、警察は容疑者を逮捕したのだが、慎重派で知られる近松検事は……。短篇「殺人へのよろめき」「殺意の審判」併録。<br /><br /><a href="http://bookmark.wonder-tea.com/?eid=504235" target="_blank">前の記事</a>に書いた、たまたま買っててカルトクイズのヒントになった本の１つ。書き下ろしミステリシリーズ「新本格推理小説全集」の１冊として刊行。今は新装版で光文社から出ている高木彬光コレクションに入ってます。神津もの以外はそんなに読んでないのでこの機会に。<br /><br />いやあ熱いね高木キャラはどれも。「冤罪を出したくない」と超慎重派の「グズ茂」とも呼ばれる検事・近松茂道シリーズの第一長編です。<br />時代背景は昭和41年で、自動車を女性も運転するようになり高速道路が発展した頃。日産ブルーバードがキーになる車として登場。こういうちょっと前のミステリやSFから当時の世相がかいま見えるところが私は好きで、時代と作家の若さが伝わってくるところがまたいいのだ。高木彬光はたいてい同時代を背景にしているので、今読むとタイムカプセルっぽい。<br /><br />読者への挑戦も入っているミステリなのだけど、解説の有栖川有栖も書いているように、他の作家ならメインにするようなトリックをあっさり明かしてしまうところがすごい。えー、そういう方向じゃないんですか。そして犯人を司法の場へ引きずり出すにはこの近松検事でなくてはできなかっただろうたくらみ。相手が悪かったね＞犯人<br /><br />そして最後にタイトルを見直して「そういう意味かー」と考えてしまう。あえて言うならちょっと動機に納得いかないけど、そこまで完璧を求めるのは難しいか。]]></description>
<dc:subject>国内た行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-08-28T21:15:24+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/24.html">
<title>本の雑誌2006年9月号（本の雑誌社）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/24.html</link>
<description><![CDATA[◆特集＝納涼カルトクイズ大会！<br /><br />巻頭でミステリのクイズが特集号だったので買ってみました。<br />この雑誌買うの、すごい久しぶりだ。出題者は日下三蔵・新保博久・森英俊の各氏。<br /><br />……って、もちろん普通の人に解ける問題なわけがない。初級が全然初級じゃないよー。少なくとも私は全くわからなかった。だから座談会形式ですぐ答えは読めるんだけど、せっかく雑誌で発表された問題なんだから家にある本と自分の記憶だけで答えられないかなー（図書館・ネット不可）と思った。<br />うちにある本の中で使えそうなのは「日本ミステリー事典」「海外ミステリー事典」、あとはポケミスの目録とか双葉文庫の協会賞全集ぐらいなんだけどね。<br /><br />【冊子資料で答えられそうだったもの】<br />正しい問題文は本誌を参照ください。要約ではおもしろさが伝わらないので。答えもできるだけ伏せておきます。ネットで検索すれば出てくるのかな？<br /><blockquote>乱歩賞・推理作家協会賞・直木賞の３賞をとっている作家（初級）</blockquote><br />これは「日本ミステリー事典」に乱歩賞・推理作家協会賞の受賞リストがあるから、この中から直木賞受賞者（ごく最近もありましたね）が思い出せればOKかな？<br /><br /><blockquote>（上に続けて）唯一芥川賞受賞者で推理作家協会賞をとっている作家</blockquote><br />これは今たまたま読んでたからわかっちゃった。一人だけだったのが意外。答えは「<font class="neta">松本清張</font>」。<br /><br /><blockquote>MWA賞受賞作の長編で早川と創元の両方から出ている作品（初級）</blockquote><br />２作とのこと。「海外ミステリー事典」にMWA賞受賞リストがあって、邦訳出版社もあり。だけど新しい１作はリストにないのでやっぱりわからないや。<br /><br /><blockquote>乱歩賞の候補作が全て出版された回は？（中級）</blockquote><br />３回あるそうだ。出版されていない人の名前を覚えている新保氏に（笑）。<br />これも「日本ミステリー事典」にあり。でも1999年までなんだよね。よく見ると最近は候補作があまり出版されていないなあ。<br /><br />うーん、賞関係以外まったく手がでない。シンポ教授の挑戦状には「二十面相の変装で一番おそろしいものは？」なんてのもあったり。どんなのだ。<br />そしてまだ夏休みの宿題という形で問題があり、次号に続いているのであった（出題は日下氏）。<br /><br /><blockquote>次に挙げるミステリの叢書企画のうち完結したもの（叢書名略）。また予告だけで出版されなかった作品は？</blockquote><br />完結したものについてはたまたま今月出た「（新装版）黒白の囮」（高木彬光・光文社文庫）解説を読んだのでわかった。しかし後は全くわからないので、気になるなら来月も買えってことか……。<br />]]></description>
<dc:subject>国内アンソロジーその他</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-08-24T21:12:08+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/13.html">
<title>いいかげんワールド／眉村卓（出版芸術社）</title>
<link>http://wonder-tea.com/bookmark/archives/2006/08/13.html</link>
<description><![CDATA[◆大学の教え子が「創造」した世界へ巻き込まれた老教授。戦いに巻き込まれたり、ロボットや猫と協力したり……<br /><br />久々の新作長編。んー、こういう年の取り方する作家ってあまりないような気がしますよ。<br />デビュー作から主要作品をほとんど追っかけてる（リアルタイムではないけど）好きな作家が何人かあって、たいていお年を召してくると「ああ、もう若いころのキレはないんだな……おじいちゃんその話もう聞いたよ……」と悲しくなってきたりするのですが、これは微笑ましいところもあり、やっぱり眉村作品らしいところもあったりと現代の気分で楽しめました。<br /><br />はじめはいわゆるライトノベルっぽい世界に老人が巻き込まれたら？というような設定かと思ったら、どんどん自分で生き抜いてしまう「先生」。協力するロボットや猫が単なる部下ではないところがもう眉村ワールドで、こういう人間と他者の微妙な距離感が好きなところ。猫も決してかわいくないしね。<br /><br />元気な女性キャラクターも健在で、おなじみ高貴な貴族タイプと庶民で主人公の協力者タイプの両方がいるのもうれしい。私は眉村作品ではロボットと女性の活躍を楽しみにしてます。これからも長編が書かれるのでしょうか。期待。]]></description>
<dc:subject>国内ま行</dc:subject>
<dc:creator>Y.Kichine</dc:creator>
<dc:date>2006-08-13T15:38:44+09:00</dc:date>
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