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[あ行] ある脱獄 / 楠田匡介
2004-09-07
【収録書】
- 楠田匡介名作選(河出書房新社:河出文庫)2002
- 「宝石」傑作選集4:異色推理編:死神は見た 中島河太郎編(角川文庫)1979
【初出】「宝石」昭和34年8月号
私はこれを「宝石傑作選」で読みました。この表紙がまた独特の怖いイラストで味があります。(今初めて確認したら横尾忠則だった)サブタイトルもおそろしげだし。このシリーズのアンソロジーはもらいものですが、折に触れて読み返したので愛着があります。
で、本作品。脱獄の話です。タイトルそのまんま。脱獄を繰り返してついに「日本のカポネ」と呼ばれるまでになった男があの手この手で立ち向かう……
とにかくありとあらゆる手段で脱獄を繰り返す主人公。人のすり替え、秘密の通信、列車からの脱走。短編なのにこの詰め込みようったら。いや、おとなしく刑期をつとめた方がいいのでは(^_^;)……彼にとっては、自由を勝ち取るということに意義があるのでしょう。
作者は北海道生まれのためか、寒さや雪のトリックがいいです。
【参考】作品リスト(市川市の図書館、すごい)
この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/09/07.html