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[か行] 影なき女 / 高木彬光

2004-09-12

収録書名拾うだけでえらく時間がかかってしまった。こんなに再録されていたとは。私は角川文庫版しか持っていないので、他にご存じの方はコメント欄につっこみいただければ幸いです。


あらすじ私立探偵相良の事務所に殺人予告の電話がかかってきた。電話の主は「影なき女」と名乗り、予告通りに殺人事件が発生。探偵相良は謎を解き明かしたというが、第二第三の殺人が……


高木彬光得意の妖艶な美女もの。いや、特に女性の描き方が上手いわけじゃないけど、心に残るんですよね。戦後すぐという時代背景がポイントです。


高木彬光の代表的なシリーズキャラクター、名探偵神津恭介シリーズの一作。恭介最後にしか登場しないけど。犯人当て小説として探偵作家クラブの新年会で朗読されたもので、高木は前年にも「妖婦の宿」を出題しています。この2作は推理の鬼相手のためか、かなりひねってますね。


【参考】探偵神津恭介の殺人推理(……近藤版が結構好きでした(^_^;))


【収録書】

  • 影なき女
    • (アサヒ芸能出版:平和新書) 1964
    • (桃源社:ポピュラー・ブックス) 1966
    • (角川書店:角川文庫)1977
    • (光風社出版:名探偵・神津恭介シリーズ14)1983
  • わが一高時代の犯罪(岩谷書店)1951
  • 神津恭介探偵小説全集6(和同出版社)1958
  • わが一高時代の犯罪・呪縛の家・妖婦の宿・短編(光文社:高木彬光長編推理小説全集2)1973
  • 13の密室/渡辺剣次編(講談社)1975・文庫1979
  • 高木彬光名探偵全集2(立風書房)1975
  • 死美人劇場:神津恭介傑作推理4(春陽堂:春陽文庫)1988
  • 初稿・刺青殺人事件:昭和ミステリ秘宝(扶桑社:扶桑社文庫)2002

【映像化】(DVD)探偵神津恭介の殺人推理2:影なき女 1985放映

【初出】「週刊朝日」1950年1/29-2/19

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/09/12.html