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[か行] 刑事部屋の容疑者たち / 今野敏
2004-09-15
ええと、はじめにお詫びしておきます。読みは「『デカ』部屋の容疑者たち」でした。検索してリストに加えたので、現物に当るまで気づきませんでした(一応読み返してから書いています)。すみません……。お気に入りの「偽眼(いれめ)のマドンナ」(渡辺啓助)を組み込んでいないことでお許しいただけないでしょうか。
「では、この四人が容疑者ということになるな……」
ある日の刑事部屋で、強行班係の安積警部補が部下を疑った事件とは……?
おもわずニヤリとさせられる真相で、短編ならではの作品。そこに至るまでに、刑事たちが個性的に描かれていて、初読でも楽しめます。短編集全体としてもちょうど真ん中で、節目になっているのもいい。
安積警部補とその部下たちの活躍するベイエリア署シリーズの1作。東京湾臨海署・通称ベイエリア分署は世情の変化に伴い転々としているので舞台が変わっていますが、どこにいても安積班長と刑事たちがいい味です。熱血すぎず、斜に構えすぎず、お互いを信用しすぎないが信頼する。そんな群像劇としての警察小説。
【収録書】
- 神南署安積班
- (勁文社:ケイブンシャノベルス) 1998
- (角川春樹事務所:ハルキ文庫) 2001
- 推理小説代表作選集1997年版/日本推理作家協会編(講談社)1997
- 殺ったのは誰だ?!/日本推理作家協会編(講談社:講談社文庫)1999
【初出】「小説新潮」1996年7月号
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