« 刑事部屋の容疑者たち / 今野敏 | メイン | 三階の魔女 / 山崎洋子 »

[か行] 交換殺人 / 麻耶雄嵩

2004-09-16

島田荘司編集の(極おおざっぱに言うと)書き下ろしSFミステリアンソロジー収録作。

瀬名秀明などの中に混じってものすごく普通なミステリだったので新鮮でした。この作品で初めて麻耶雄嵩を読んで以来、ちょっと気になる作家に。


あらすじ名探偵木更津悠也の元にやってきた依頼人は、見知らぬ人物と酔った勢いで交換殺人の約束をしてしまったという。妻の殺害を依頼してしまい、後悔していたところ自分が殺すハズだった人物が殺されたというのだ。その事件が自分の犯行ではないと証明できれば妻は助かると言うのだが……。


このワトソン役香月実朝にめちゃくちゃ驚いたのですが、えっ、もしかしてこんなのもう珍しくないんですか?新しい作家に疎いもので。「名探偵」が存在するという設定も普通と逆。


単発でアンソロジーに組み込まれているため、登場人物の説明がされていて助かります。

後で作品集トータルで読み直したらこれが一番詳しかった。「白幽霊」シリーズの1作だと初めて知ったよ。続編があるのだろうか。


【収録書】

  • 21世紀本格/島田荘司編(光文社:カッパ・ノベルス) 2001
  • 名探偵木更津悠也(光文社:カッパ・ノベルス)2004

【初出】「21世紀本格」(光文社:カッパ・ノベルス) 2001

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/09/16.html