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[さ行] 三階の魔女 / 山崎洋子

2004-09-17

この作品はタイトルとストーリーは覚えていたのですが、今回調べるまで小池真理子の作品だと思いこんでいました。よく見たら推理作家協会年鑑で小池真理子「妻の女友達」と同じ巻に収録だ……そのせいだったのか(これもリストに入れてます)。


あらすじひとり暮らしの女性、真琴の部屋に突然刑事がやってきた。なぜか隣家に真琴のストーカーが立てこもっており、そこの家族を人質にとって真琴との心中を要求しているというのだ。さらにテレビ局までやってきて実況が開始され……


何事が?という冒頭から、あれよあれよという間にひきずりこまれて行きます。ラストには人間の心情がキーになっていてきっちり作り込まれたサスペンスという感じ。(なんで女性作家はサスペンスが上手いんでしょうね?)

ドラマ版も見た記憶がありますが、実際テレビ局がらみのシーンもうまく処理されていて原作の雰囲気を伝えていたと思います。


山崎洋子は推理作家協会年鑑をはじめ、女性作家やホラーなどのアンソロジーにもよく収録されている作家なので、おなじみという気がしていました。が、記憶をたどると一冊も単独の作品集を読んだことがないのでした。あれっ、そうだっけ。こんど読もう。


【収録書】

  • 三階の魔女(講談社)1989・文庫1993
  • 推理小説代表作選集1989年版/日本推理作家協会編(講談社1989
  • 誰がための殺人/日本推理作家協会編(講談社:講談社文庫)1993

【映像化】「現代神秘サスペンス」シリーズ(KTV)1989

【初出】「小説現代」1988年11月臨時増刊号

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/09/17.html