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[た行] 十津川、民謡を唄う / 西村京太郎

2004-09-30

ご存じ十津川警部と亀井刑事のシリーズ。必ずしもこれが最高傑作というわけではないのですが、「と」に十津川モノを入れようと思ったとき一番最初に思い出せたのがこれだったもので……。ややこしい小説に飽きたとき、妙に警部とカメさんの会話が聞きたくなって手に取ることがあります。マンネリといってしまえばそれまでですが。


あらすじ十津川警部は帰宅する途中、公園で女性の歌声を聞いた。安来節の一般に知られていない歌だったのだが、翌日その女性が死体で発見され……


まあ、実際十津川は唄わないんですけどね(^_^;)その場面を想像すると笑えるのでつい。十津川亀井コンビが島根へ向かうので、その辺がトラベルということで。


西村京太郎は、一般的には駅でいつも売ってる多作な作家・ミステリファンには初期が傑作として知られる作家でしょうか。中でも「名探偵」シリーズは本格のパロディとして楽しめました。初期の短編ではホラーっぽいものも書いていて、アンソロジーや自選作品集にも入っている「南神威島」は怖くていい。疫病が発生した孤島で医師が直面した事件ですが、後味の悪い読後感で印象深いです。


【補記】「南神威島」についてはこっちに改めて書きました。

http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/07/17.html


【収録書】  

  • 十津川警部の標的(光文社)1994・文庫1997

【初出】「小説宝石」1994年6月号

【参考】十津川警部の事件簿

http://www.h6.dion.ne.jp/~jikenbo/(作品一覧・シリーズ考察あり)

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