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[06音楽][か行] G線上のアリア / 村上信彦

2004-11-29

ゲーセンと読むということで、好きな話なので無理矢理ねじこんでみました。鮎川哲也編集の音楽ミステリアンソロジーに収録されています。今、パソコンで変換して気づいたけど「旋律」とかけていたのか……買ってから十数年気づかなかった(^_^;)。


あらすじレイ子から伯父さまへ。結婚相手を選ぶパーティでバイオリンの演奏をしたレイ子はあるたくらみを……書簡のリレーで綴られる真相とは?


タイトルのバイオリンの名曲については最初に語られるので知識がなくても楽しめます。むしろその織り込み方のうまさに拍手。

書簡体とか倒叙ものは私のツボです。「人間椅子」などの原稿もの(?)もそのバリエーションでしょうか。視点が限定されている中でどんな仕掛けがあるんだろう、とわくわくしてしまいます。現在だったらメールに置き換えても成立するかもしれないけど、再刊するとしたら注意書きが必要になる種類のラスト。


デビュー作「青衣の画像」が収録されている「甦る推理雑誌6『探偵実話』傑作選」(光文社文庫)解説によると、作者は村上浪六の息子(って浪六は読んだことないんですが)。マイナーだと思ったら、国会図書館で検索すると66件もヒットするのにびっくり。女性史方面で有名な方だったのですね。探偵小説は余技ということでしょうか。失礼しました。国会の典拠IDを信じる限りでは翻訳をやっている人も同一人物なんだろうか……。


【収録書】

  • 戦慄の十三楽章/鮎川哲也編(講談社:講談社文庫)1986

【初出】「探偵実話」1957年1月号

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