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[さ行][書籍家計簿決算] 座頭国市 / 柴田錬三郎&書籍家計簿決算
2004-12-07
眠狂四郎で知られる柴錬こと柴田錬三郎のホラー短編集から一つ。実は眠狂四郎を読んだことがなくて、私の中ではシバレンはホラーの人だったりします。うーん、間違ってるなー。
信濃国善光寺へ3年ぶりに帰ってきた国市は、尼僧たちに鍼治療をしていた。最も美しかった恵順尼が見あたらないのを不審に思っていると……
鍼版「耳なし芳一」ですな。オチはなかなか艶なものがありまして(いや「耳なし芳一」を読んだとき誰もがちょっとは考えるような気がするけど)。その後、現代に読者を連れ戻す後日談もご一読を。
冒頭の「わが体験」で不思議な事件に遭った柴錬巷談師は幽霊実話をつのってまとめることにした……というのが大枠になっています。実話だよ、というスタンスですね。収録されている10編どれも幻想味がありながら、臨場感あふれる語り口。私が怖がりなくせに怖い話好きだからかもしれませんが。
「地獄の館」に収録されている「白い戦慄」を読んだとき、昔いとこがパクってオリジナル怪談として話してくれたことを思い出しました。古い学校で宿直の晩に起こる幽霊話です。道理で出来がよすぎると……。
【参考】無想正宗
http://www.geocities.jp/musomasa/index.html
(書誌データ他、眠狂四郎全タイトルなど)
【収録書】
- 地獄の館(集英社:集英社文庫)1979
- 柴田錬三郎選集第17巻:後期短篇集(集英社)1990
- 怪談累ヶ淵(光文社:光文社時代小説文庫)1992
- 首斬り浅右衛門(講談社:講談社文庫)1997
- 怪談累ヶ淵:怪奇・伝奇時代小説選集10/志村有弘編(春陽堂書店:春陽文庫)2000(光文社文庫とは別書:柴田作品が2作収録のアンソロジー)
【初出】「オール讀物」1968年?月号
*今年の書籍家計簿決算
もう?と思われるかもしれませんが、去年の12月にふと思い立ってExcelの表に
- タイトル
- 価格(古本の場合購入時価格)
- 読了チェック
をつけることにしたのでちょうど1周年なのです。結果は
- 購入冊数:287冊
- 既読冊数:134冊
- 支出金額:203,193円
でした。来年の抱負:買った本は読もう。
この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/12/07.html