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[98:雑] ネット以前の作家たち
2004-12-29
本年は唐突に始めたこのダイアリーを見ていただきありがとうございました。来年もお時間がありましたら読んでいただけるとうれしいです。
プロフィールにも書いたように、メインのサイトを持って7年になります。私はいわゆるパソコン通信からネットに入ったのですが、サイト作りは自由研究の発表のようなつもりで何かを調べたくなった人の役に立てたらと思って続けてきました(途中2年ぐらい放置してた期間もありましたが――ネット自体から離れていたので)。開設当時は掲示板がある個人サイトはめずらしかったし、yahoo!も申請すれば掲載してくれたし、のんびりしたものでしたね。
前置きが長くなりました。そういうわけで好きな作家のページがあるとうれしいものですが、ネット環境が普及する以前に最盛期を迎えた作家の場合、どうしても露出度が少なくなります。古典に属する作家は情熱的なファンがついているし、新しい作家は若いネットの中心の世代の話題になりやすいけど、その狭間の、作品数は多いのに言及されにくい作家たちが取りこぼされているのではないか。
私の好きな作家はまさにそのあたりに多いので寂しく一人こんなところに書いてみたわけです。ましてや短編について語ることなど夢のよう。なんで佐野洋について語れる所がないのさ!多岐川恭「落ちる」のオチについてネタバレで語る、なんてありえないだろうなあ。先日初めてはてなキーワード「稲見一良」を作成してみましたが、言及しているのは自分だけなのか……。←追記(05/01/03):そうでもなかった。他にもいらっしゃいます。
また、私は「古本者」ではないので(図書館で読めればいい、入手しやすいなら復刊でも再版でもカバーも帯もなくていい、ダブって家に置きたくない)その手の話題中心のコミュニティに入りづらいというのもあります。まだ読んでいない本を探しに古本市を回ったりするぐらいで。蒐集家の方の情熱には頭が下がるし、読んでいて笑いもするんですが。
最近の作家ももちろんおもしろいんだろうけど(ほとんど読んでいないのでえらそうなことは言えない)ちょっと前の作家もいいのがありますよ、お若い方々。短編は実験的なものも多く、イメージが変わるかもしれません。すぐ読めるし。――と、なんかぐちっぽく今年のエントリを終わります。よいお年を~。
取り上げた作品についてネタバレで話したい人がいたら大歓迎。過去日記あたりへ別エントリをつくりますんで。
ミステリ作家に関してはさまざまな充実した書誌がネット上にあり、このダイアリーを書くのに利用させていただきました。お礼申し上げます。
この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2004/12/29.html