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[03動物] クロウリング・キング・スネイク/中島らも

2005-03-09

奇才でさまざまなメディアを駆け抜けた中島らも。小説家としても日本推理作家協会賞や吉川英治文学新人賞を受賞しています。


あらすじ漢文教師の父と姉と3人で暮らす私。ある日、姉の体に異変が起こり蛇女に変化してしまう。姉はそれからの生き方を決めていくのだが……「あたしはヘビなんだから、ヘビ・メタの女王様になるのよ」


こんなおバカな話なのに、ラストはちょっと前向きな気分になり、いい話だと思えてしまう。泣き笑い状態。ところで姉妹の名前がのぞみ・かなえ(母は玉恵)ってわかる人はもう少ないかも……。「ヘビーな」やら「あねじゃ」やら文中に散りばめられた蛇を探すのも楽しい。

らもはもっと短編小説が評価されてもいいんじゃないかな。他の作品も、短編のツボを押さえた端正な作りになっています。活躍した他のジャンルでもその本質を見抜いてしまう鋭い人だったんだと思います。早世が悔やまれる。


*というわけで

本日よりテーマ1つに5編ぐらいづつ短編小説を紹介していきたいと思います。

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/03/09.html