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[98:雑] 勝手サスペンスドラマ化計画:黒猫殺人事件

2005-03-17

えーと、ネタです。記事の特性上、エドガー・アラン・ポー「黒猫」のラストまで明らかにしていますので、未読の方はこちら↓などで読んでからご覧ください。

【電子本】青空文庫版>http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/card530.html


二時間ドラマというジャンルがあります。土曜ワイド劇場とか、火曜サスペンス劇場などが代表的なものでしょう。内外の推理小説が原作となったものも多く、調べてみるとフランスミステリなどもよくネタになってます。原作があっても本格謎解きよりサスペンスに重点を置いた仕上がりになってしまいますが、結構好きだ。


そもそも映像作品は小説とフォーマットが違うため、盛り込める情報の質も異なる。説明的な本格長編は映像に移し替えるのが難しいでしょう。短編小説ぐらいの量がほどよいのでは。


*というわけで、黒猫である(もう原作はお読みいただけましたね)。

舞台は日本の一般的な住宅街。念願の一戸建てに住むことになった子どものない夫婦は黒い猫を飼うことにする。妻の趣味はガーデニング。道具置き場として地下室を作る。ところが次第に夫の様子がおかしくなる。猫を虐待しているようだ。心配する妻。


実はリストラで閑職に追いやられていることを告白する夫。隣家の世話好きな主婦の紹介でカウンセリングに通い、症状は改善するかに見えた。カウンセラーは美人。


ある深夜、夫のうなされる声で起こされた妻は台所からの火事に気づく。小火ですみ事なきをえるが、猫は焼死してしまう。夫は焼け残った壁に猫の影が見えるという。

「黒猫が来るんだ!」


妻は死んだ猫に代わり庭にやってきた野良猫をかわいがりはじめる。「俺へのあてつけか」殺意をつのらせる夫。不安を覚える妻。地下室へ追いつめられる妻。置いてあったシャベルを掲げて迫り来る夫。そのまま幼い頃の猫へのトラウマをとうとうと述べる夫。そこへ――


隣家の主婦の通報により地下室へ踏み込んでくる警察。猫と一緒に妻は窮地を救われたのであった。大団円。野良猫と戯れる妻、エンドロール。


……アルコール中毒って設定は養命酒がスポンサーだと使えない。

*ちょっと後悔

普通に「黒猫」のことを書けばよかっただろうか。殺人事件になってないし。狂気にとらわれていくところが怖いですねえ。壁に猫の影が浮き出るところなどは実際に映像で見たい。


ところでSFは「プロジェクトX」フォーマットにおさまるような気がしております。

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/03/17.html