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[06音楽] 井口薫のレクイエム/三谷幸喜
2005-05-26
有名ドラマのノベライズ――というより脚本家本人による小説としてよくできてると思います。独立して読んでもおもしろい。第1シーズンから10話分収録(文庫は2分冊)。
塩原音楽学院の初代理事長の学園葬が行われる前日。記念式典で「レクイエム」をピアノ演奏することになっていた2代目理事長が殺された。急遽、式典のためにピアニスト井口が呼ばれるのだが……
ピアノの弦を巡っての古畑と犯人のやりとりがキーに。今、気づいたけれど活字ならではのひっかけも入っているような。放送分もそうだっけ?倒叙ものということで犯人がわかっているタイプのミステリですが、読み返してみると伏線の張り方が「犯人に対しても」フェアです。この作品で好きなのは「どうしてそこで殺人を行ったか」という動機の部分。余韻が残ります。
後に脇役が妙な発展の仕方をしてしまいますが、「警部補」のついた第1シーズンの作品は毎回楽しみに見ていました。映像を生かしたミステリになっていて、初めの方が好きだったなー。小説版ではワトソン役・今泉はカットされています。
【収録書】
- 古畑任三郎:殺人事件ファイル(フジテレビ出版発行:扶桑社発売 )1994
- 古畑任三郎1(扶桑社:扶桑社文庫)1996
【初出】1994年5月18日放映
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