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[10鉱物] 救助隊II/堀晃

2005-06-26

名無しの遺跡調査員と結晶生命体トリニティのシリーズから1編。


あらすじ基地から指令を受けた遺跡調査員の「私」はプレクトロン星系へ調査艇を向けた。すでに生命体は主星からの太陽面爆発の影響で滅んだと見えたが、脱出したらしい宇宙船団にめぐりあい……


文明が存在する可能性が「文明成立値」という数値で語られます。こういう純粋な論理を味わえるのがSFを読む楽しみ。

トリニティと「私」の出会いについては「太陽風交点」参照のこと。コンビで惑星調査、というと石原藤夫のヒノシオコンビなどもありますが、こちらが訪れるのは既に文明が滅んだ星。荒涼たる風景にしんみりします。文明のはかなさよ。

調査ものSF*1はできるだけ少人数でお互いの得意なところを生かして補い合いながら、というところから掛け合いの面白さが生まれると思う。トリニティと「私」は両方冷静そうだけど。


ところでこの「宇宙SF傑作選」の企画は2巻まででなくなっちゃったんでしょうか(1は小松左京「BS6005に何が起こったか」)。これ自体品切れのようです。続きが出るのをすごく楽しみにしてたんですけど……。


*こっそりカウントダウン

私の記憶が確かならば、次回が100話目です(ネタ・雑記のぞく)。って数え間違えてたらマヌケだ……。これで終了というわけではないので、気負わず選ぼうと思います(まだ選んでいない)。


【収録書】

  • 遺跡の声:宇宙SF傑作選2(アスキー:Aspect novels)1996

【初出】「SFアドベンチャー」1983年7月号

  • *1: いま思いついたサブジャンル。広義にはスタートレックとかまで?

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/06/26.html