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[98:雑] ワイドビューひだ殺人事件

2005-08-19

持っていった本:日本怪奇小説傑作集1

前回までのお話
濃尾平野の暑さに耐えかねたkichineは思い立って飛騨の国へ旅立った。涼しいところで本を読みたい!何度か行ったことがある高山にしようと思ったのだけど、詳しい人に聞くと「夜は涼しいよ」。……昼は涼しくないのか。どうせなら、ということでまだ行ったことのない下呂温泉にしてみた。

あたりまえだけど、そんなに涼しくない(^_^;)まあ同じ県内だしね。

前日まで夜に一時的な雷雨があったりして不安定な天気だったので、全体に湿っていました。日本的ホラーが似合いそうな感じ。駅前の案内所で地図をもらい、歩いてみる。


全く目的なしで来たので、お寺や神社が多いのでなんとなく巡ってみることに。うーん泉鏡花の世界。適度な湿気のフィルターが幽玄な雰囲気を作っています。



足湯があちこちにあるので、足をつけてみる。短編一つぐらいなら読めるかな。

……暑いよ。やっぱり温泉は冬に来るべきです。

ここで読んだのは森鴎外の「蛇」。日本的な不気味さを理でぶった切る話。この短編集は時代ごとに編纂されているようで、1巻目は近世と近代の境目みたいなところ。定番の話を集めてあって、日本の怪談史を知ることができます。


別の足湯のところにいた猫。夕方になると多少涼しくなります。



宿は前日に安いところを取ったので、和製怪談集を読むのにぴったりな雰囲気でした。こういう環境で田中貢太郎とか内田百閒はハマりすぎです。とてもこじんまりした親切な宿でしたよ。でも看板の文字が取れているのは直した方がいいと思います。


他にも写真をフォトライフに上げておいたので、適宜クリックしてごらん下さい。



翌日……ワイドビューひだの自慢の窓から山を眺めながら「木曽の旅人」(岡本綺堂)を読んで帰途につく。続きが楽しみな短編集。ちなみに「特急ワイドビューひだ殺人事件」は 西村京太郎が書いているようです(未読)。

この記事へのリンク:http://wonder-tea.com/tamatebako/archives/2005/08/19.html