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[09賭] 籤引き/酒見賢一
2005-09-07
歴史から宇宙まで、ヘンテコ小説の酒見賢一作品からひとつ。収録作品集は中島敦文学賞受賞にして酒見賢一の初短編集。同時収録の他の作品も小説に対する挑戦みたいなものが多くてやっぱりヘンテコ。
英国人のメイクハムは領事として未開の村に赴任した。その土地には犯罪を「籤引き」で裁く風習があり……
こういうのは「奇妙な味」に入るんでしょうか。通訳が話す片言の英語が関西弁で表現されているのは笑うところなのか!?今読むと、グローバリズムのことを考えてしまったりしてよけいな批評性が入っちゃうのが残念。大人であるって難しいね。
TBS系の「ラジオ図書館」にてラジオドラマ化されました。実はこれを聴いて興味を持ちこの本を読んだのだけれど、放送時期がいつだったかは記憶にありません。ラジオドラマは音だけから想像が広がるので、ブラックな話だとより怖かったり。
【収録書】
- ピュタゴラスの旅
- (講談社)1991・文庫1994
- (集英社:集英社文庫)2001
【初出】「小説現代」1990年9月号
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