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[08女] 白魔/鷲尾三郎
2005-11-13
えー、お寒くなりました。そろそろ冬支度。雪の京都が舞台の作品です。
探偵作家の毛馬久利(けまきゅうり)は恋人でストリッパーの美鈴と京都へやってきた。飲み屋で知り合った男が妻殺しの疑いをかけられていることを知った毛馬たちは、彼の無罪を立証しようと密室殺人の謎解きを……
小説の上手くない探偵作家とおきゃんなストリッパーというコンビが楽しい元祖バカミス。
事情聴取の合間に入る毛馬のツッコミが軽妙かつ情けない男を演出していてそれも笑える。ところで文中に「モルグ街」のネタバレがありますので一応ご注意を。美鈴ちゃんがしっかりものでなんだかんだ言っても毛馬を信頼しているところがいいね。
鮎川解説にもありますが、まあ設定が設定なだけに真面目に怒らないでね、というスタンスで。私も初読の時はさすがに「それはないだろー」と思いましたが(当時バカミスという概念はなかった)……その後河出文庫の選集でシリーズ他作品を読んでやっぱりあきれました。普通思いついてもミステリ小説にはしないような気がする。もーアホらしすぎ(^_^;)。
【収録書】
- 悪魔の函(第一文芸社)1958
- 鷲尾三郎名作選:文殊の罠/日下三蔵編(河出書房新社:河出文庫)2002
- 殺意のトリック/鮎川哲也編(双葉社:双葉新書)1979
【初出】「宝石」1951年10月号
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