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[02食] 村上龍料理小説集/村上龍
2006-01-08
お正月のご挨拶には出遅れた感がありますが、本年もよろしくお願いします。
現在は多方面で知られる村上龍の32編の料理テーマ短編集です。今読み返すとさすがにバブルの雰囲気がありますが、村上龍だから許されるような気もします。
「 トリュフをまるごと食べたことがありますか?」「おいしいスープは怖い」「食べても味が残らない貝」「海を食べるパスタ」など、異国の地で料理を巡る断片風景。
確か高校生の頃、学校の図書館でこの本の単行本版を借りたんですが、ストーリーはともかく、大人になったらこういう料理を食べてみたいなあと思ってました。私は小説の中の料理を想像するのが結構好きで、そこから記憶に残ってたりします。実際に食べるとがっかり、というものも。
で……現在いちおう大人なんですが、無縁ですね。トリュフとか、キャビアとかフカヒレとか鴨のナントカとか。
再読したきっかけの一つは「空心菜」を近所のスーパーで見かけて、これって村上龍の小説で中国でしか栽培できないって書いてなかったっけ、と思い出したこと(売ってたのは地元産だった)。しかし、この作品集には入っていませんでした。あれ別の小説だったんだろうか。村上龍かどうかもあやしくなってきたな。とにかく、空心菜は憧れの食材の一つだったんですが、普通に入手できてしまい、料理しても普通の味だったのでちょっとがっかり。夢がこわれた。
【収録書】
- 村上龍料理小説集
- (集英社)1988・文庫1991
- (講談社:講談社文庫)1998
- 村上龍自選小説集3(集英社)1997
【初出】「すばる」1986年1月号~1988年9月号
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